2013年11月4日星期一

美肌

「……わ、私が、どうなっても……呆れたりせず……許してくださいますか……」
 「もちろんだとも」
 何も我慢しなくて構わないのだと、いつも以上に乱れても良いのだと、優しい笑顔でセリーヌの都合の良いように誘ってくれるのに、その姿を見つめてうっとりと微笑んだ。D9 催情剤
それならば、と僅かに残っていた理性が消えた。
 鎮まらない欲望に抵抗をやめ、忠実になる。
 自ら夜着のリボンを解き、その内側へと我が身に触れる手を導いた。
 「もっと触れて……熱を、鎮めて……ください……」
 我慢しなくて良いならしない。一人で休んで耐えるよりも、愛しい人に思い切り愛される方が良いに決まっていた。
 「ああ。たくさん触れて……君を癒してあげよう……」
 唇に優しい口づけが落ちる。
 布越しではなく胸に直接触れる指に、頂を軽く引っ掻くように撫でられるだけで、快感の波が大きく全身に広がった。
 「あぁ……はぅん……気持ち良いです……もっと……触って……」
 求める言葉しか出なかった。
すると、くすりと楽しそうに笑ったルークが胸に口づけた。突起を軽く吸われ、舌を絡めて舐られ食まれる。
 「ぁあん!」
びりっと走った大き過ぎる快感に、セリーヌは喉を反らして身悶えた。
そこをさらに、両胸共に人差し指で突起を捏ねるように弄られて快感が増す。シーツを掻き毟るようにしながら悦びの声をあげた。
いつもより、ずっと早く高みに追い上げられる。
 「は、くっ…ひ…あ、ああああっ!」
 捏ねられていた両の突起を摘まれ、軽く引っ張るように擦り上げられた瞬間、達して身体が大きく痙攣した。
でも、物足りない。
この程度の快楽では、満足には程遠かった。
セリーヌは欲望に突き動かされるまま、ルークの肩に手を置くと、その身に身を添わせながら脚を絡めた。
ルークはまだ夜着を着たままだった。それでも、内腿がその上からでも熱くなっていると分かるものに触れるのに、欲に濡れた目を細めて微笑んだ。
 「……もっと、深く……強く……触れてください……」
 下肢に手が掛かり、蜜に濡れた下着が取り去られる。脚を大きく開かれ、じゅわりと奥から蜜を滴らせた秘所を指で撫で上げられる。
 「……ああぁ……」
そんな、些細な事でも気持ちが良い。
でも、もっと気持ち良い事を知っている身体は、腰を揺らせて次をねだった。
すると、望み通りに其処に、夜着を脱ぎ落としたルークの熱い屹立が押しあてられる。
そのまま濡れた秘所の表面を擽るように何度もぬるりと滑らされるのに、焦らさないで、と叫びを上げそうになったその時、太腿を掴まれ、奥深くまでぐっと押し入られた。
ぐちゅん、と水音を立て、一息に根元まで入った熱く滾る硬いもので中を一杯に広げられる。
 脳天にまで響いたその衝撃に、セリーヌは再び達し、大量の蜜を吹き零していた。
 「く、ふぅ…んっ…は…あ、あああ……」
 自分が何で、ここがどこかも分からなくなりそうなほど気持ちが良い。
 中ですぐに動き始めたものに媚肉が絡み付き、絞り上げるように舐めた。生々しくその熱く硬い形を感じるのにも快感が芽生え、蜜が引っ切りなしに溢れた。
ルークが腰を突き上げるたびに、男を貪る潤いきった秘所からは、ぐちゅにちゅと淫らな水音が響いた。
 「そんなに気持ちが良いのか……ずいぶんと蕩けているし……とんでもない美肌の薬だな……」
 恍惚として浸っているセリーヌに、顔に掛かる髪を掻き上げてくれながら、少し驚いた様子で呟くように言ったルークに、本当にとんでもない薬だと思う。挺三天
だが、文句は美味な快楽に掻き消されてしまった。
 顔に触れるその指も、甘い声も、好む場所を突き上げ抉られるのも、何もかもが嬉しくて快感になり、中がきゅんと締まった。
 己に与えられるすべてに煽られ、また頂に向かい始める。
その最中、花芯に指が触れ、優しく転がしながら剥き出しにされる。
 「あ、ああぁっ!」
 中は激しく突かれ、外の花芯は優しく愛撫される。その、まったく異なる刺激が堪らない快感をセリーヌにもたらしてくれる。
 目の裏に白い火花が散った。
くねる身体がこれまで以上に大きく跳ね、胸を大きく揺らせながら背を仰け反らせた。
 「あっ、あああああっ!」
 再びの、一度目よりも激しい絶頂に至った。
 同時に最奥に熱い迸りを受ける。
 勢い良く浴びせ掛けられるその刺激も快感となる。
 身体を小刻みに痙攣させながら荒い息を吐く。しかし、それでも欲は少しも鎮まる気配を見せなかった。
それどころか、もっと、もっととセリーヌを追い立てるばかりだった。
セリーヌは、心地良さげに目を細めて己を見下ろすルークの腕に、手を伸ばして触れた。
ゆっくりと撫でながら、さらなる快楽をねだった。
 「……もっと……良いですよね……」
 蜜を滴らせる中を締め、腰を揺らせて欲に蕩けた笑みを浮かべた。
 「っ! セリーヌ……」
すると、ルークは焦ったように少し呻いた。のし掛かるようにして、深く口づけられる。
 何だか、いつもの余裕が感じられない。ちょっと違った熱い口づけをセリーヌは堪能し、入り込んでくる舌を喜んで迎え、絡め合った。
ぴったりと触れ合う熱い身体に胸の突起が擦られて、さらに硬く熱く熟れて敏感になる。
 再び熱さを取り戻したもので、最奥をぐりぐりと抉られるのも好くて、セリーヌは口づけながら熱い息を吐いた。
ぐちゅぐちゅと淫猥な音を立てながら激しく抜き挿しされ、其処が泡立つ。互いの体液で下肢はどろどろになっていた。
 「はぁ…あん……ルーク……まだまだ……欲しい……」
 歯止めが利かないセリーヌは、自ら腰を揺らせてルークの動きに合わせながら訴えった。
すると、機嫌の良い笑みが返ってくる。
 「ああ。我慢はしなくて良い……」
 頬への優しいキスと共に贈られる、我が身をとことん甘やかしてくれる囁きに、セリーヌは己のすべてが快感という名の炎で焼き尽くされるように感じた。
 気持ち良い場所を存分に掻き回し突き上げ、悦ぶように可愛がってくれるのに、再びの頂が見えてくる。
 「ぅんっ……はぁんっ……ああ、ん……」
 意識は押し寄せてくる巨大な快感の波にばかり支配され、他には何も考えられない。
 「ま、また…くる……ぁああん……あっ! あああああ……」
 最も好きな場所を甘く攻められるのに、自然と腰が浮き上がり、そのまま再び達した。
その最中、最奥に叩きつけるように浴びせられる刺激も、すべてを飲み込みきれずに身の内から溢れ出る感触さえも心地良い。
セリーヌはぺろりと舌で己の唇を舐めながら、悦楽に酔い痴れた。


「セリーヌ」
 快感に浸っていると、いつもより息の乱れた甘く掠れた声で名を呼ばれる。
 視線を向けると、ルークは満足げな笑みを浮かべて、汗で額に貼り付く前髪を掻き上げていた。
そんな何気ない仕種ですら艶めいて見える。胸が高鳴り、また、最奥がきゅうんと疼いてしまう。
この人に、もっともっと際限無く愛されたい。
 身の内が欲に燃えるのは、薬のせいなのか、はたまた単に自分が望んでいるだけなのか。正直、セリーヌは分からなくなってしまっていた。
 「そんな顔をされると、まだまだ抱きたくなるな……」
 苦笑して言われるが、それは、こちらの言う言葉だ。VIVID XXL
その、欲と優しさの入り混じった藍の瞳でじっと見つめられると、欲が鎮まるどころか、煽られる一方なのだ。
きっと、物欲しそうに見ているのだろうと思う。とにかくルークが美味しそうに見えて堪らなかった。
 少しも、欲が鎮まらない。
こんな欲に狂った自分に呆れず、もっと抱きたいと言ってくれるなら、ありがたい事だった。
 手を伸ばし、その手を取って指先に口づける。そうして人差し指を口内に含んでゆっくりと舐め上げた。
まだまだ楽しみましょう、との思いを込めた行いに、ルークは気持ち良さそうに目を細めてセリーヌの好きにさせてくれた。
 嬉しくて、舌を絡めて丁寧に舐めねぶりしゃぶったりもした。
ちゅ、と音を立てて舐めていた指から唇を離す。
 「……ルークを、もっと、たくさん下さい……私を、好きになさって……」
 再び身の内で硬くなっているのに、満足の笑みを浮かべる。
 自分の欲を受け止めて可愛がってくれるだけではなく、ルークの欲を、熱く滾る物をすべて我が身に与えて欲しい。
 誘いに、ルークはセリーヌの背に腕を回し、抱き起こすと今度は自分が横になった。
 身の内に入ったままのその行いに、奥へと大量に注がれた物を零してしまう。しかし、それと己の蜜でぬるぬると滑る蜜壷は、自重も掛かってより深くまで屹立を飲み込む事となり、先程までとは違う場所に硬い先端があたった。
セリーヌはルークの胸に手を付いて、新たに与えられる快感に打ち震えた。
 「はぁ……ふ…あああ、んっ……」
あられもなく大きく脚を開いてルークの胴を跨ぎ、その身の上に腰を下ろしているセリーヌの秘所に手が伸びる。
ぷくりと赤く膨れているそれを探られ、優しく撫で転がされた。
 「きゃふっ、あ、…ああっ……」
 快感が腰を伝って背筋を駆け上る。身体が大きく震えて、また新たな蜜が溢れて滴り互いの下肢を濡らした。
 悦楽に震えて自分で腰を揺するだけでも、中を満たすものが好い場所に当たる。花芯を弄られながらのその状態に長く耐えられる筈もなく、セリーヌはすぐに小さく達してしまった。
 「……何だか……西の町で手に入れた媚薬よりも凄いな……一体何を入れたら、こんな副作用の出る美肌の薬になるのだ……」
 促がされる訳でもないのにセリーヌが勝手にその身の上で悶え、身の内を突くものを気持ちの良い場所に導いては快感を貪っているのに、感心と驚き、そして不安の入り混じった呟きが聞こえる。
 本当に、何を入れて作っているのだろう。
 頭の隅で少し思うが、長くは考えられなかった。そんな事よりも、とにかく今は快感に溺れていたかった。
 花芯に触れている手を取る。
そうして、胸の上に導き笑いかけた。
 「ここも……触って、下さい……」
 胸に集まる淫靡な熱は冷める事はなく、その頂は赤く熟れて硬く尖ったままだった。そこを、望み通りにきゅっと摘まれ擦り上げられるのに、望み以上の快感を得た。
 「ああんっ……」
 気持ち良過ぎて勝手に腰が大きく動く。
もっと触って欲しくて、自然と胸を突き出すように背中を反らせていた。
すると、その気持ちにも応えてくれる。胸全体を大きく捏ねるように揉み込まれ、突起は指に挟んで擦られた。
それも好くて、中をきゅっと締めて絞り上げるように舐めてしまう。
 中に居るルークはほとんど動いていないのに、セリーヌは淫らに何度も激しく腰を上下させ、中を満たすものを抜き挿しした。
 潤い蕩けきった内壁と擦り合うのが堪らなく良い。
このままずっと食べていたい。
そんな気持ちで、美味しい物を好きに楽しんでいると、ルークが上体を起こした。変わらず片手では胸を弄りながら、もう片方の手では腰を抱いた。尻を揉んで楽しみ始めたのに、セリーヌはその背に腕を回して抱きつき口づけた。
 口づけはすぐに深まり互いを貪りあうような物になる。
セリーヌは嬉々として己のすべてを差し出した。

その後も体位を変えながら何度も何度も深く繋がり合い、今は後ろから貫かれている。
 好い場所を、ぐっと深く突き上げられる。
 「あ、あぅん…っ……」
 与えられるすべてに悦びしかなく、セリーヌは甘く啼く事しか出来ない。
 腰をくねらせながら快感を受け止めていると、もう何度目になるか分からない熱い迸りが最奥に来た。福潤宝
 「く、ふぅ…んっ……」
シーツを強く握り締め、悶えて頭を振ったその時、意識を覆う霞が少し消え、開けたように感じた。
 「あっ……」
すうっ、と一気に身体を焼いていた淫靡な熱が冷めていく。
これまで散々己を翻弄し、掻き乱した物は何だったのだと夢かと思うほどに唐突に、欲を煽る熱は霧散して消えた。
ルークが身の内から退く。
ごぷりと音を立てて下肢から滴るものを感じながら、セリーヌは力尽きて寝台に身を伏せた。
 腰のあたりを撫でてくれながら、こちらを見下ろしているルークに、息を整えながら笑みを向けた。
 「……やっと……意識が、はっきりしてきました……身体が、落ち着きました……ありがとう、ございました……」
セリーヌは欲を少しも我慢しなかった。それでも、何度恥を知らぬ態度で求めても、笑顔で求めに応えてくれた愛しい人に、感謝の気持ちを伝えた。
 寄り添って横になり、優しく頭を撫でてくれる手に目を細めて微笑む。
そのままさらに胸元に抱き寄せられる。
セリーヌは余韻に小さく震えている手をゆっくりと動かし、その身体に回した。
 「礼など言わなくて良い。元は、私があんな物を貰って帰ったからなのだから……すまない。初めての時を思い出して、さぞ怖かっただろう……」
 額に口づけながらの申し訳無さそうな言葉に、セリーヌは柔らかな笑みを浮かべた。
 「あの時とは気持ちが違いますから、大丈夫です。……恥より欲を優先するのに、呆れて嫌われるのが怖い、とは思いましたが……他の恐さはなかったです。……ですから、求めて良いのだと許して頂けて……薬が抜けるまで見捨てずたくさん愛して頂けて……怖いどころか、嬉しくて堪りません」
 素直な気持ちを伝えて、お返しのキスを頬にした。
 「そう言って貰えると助かるが……君には必要のない、美肌の薬などやはり突き返しておけば良かったな……」
しかし、それでもルークは気になるのか、苦笑して悔やんでいた。
セリーヌは気にして欲しくなくて、そっとその耳元に口を寄せると小さく囁いた。
 「ルークの下さるすべてが美味しくて、とても気持ち良く楽しめましたので……もうお気になさらないで下さい」
あからさま過ぎるとも思ったが、セリーヌは今がとても幸せなのだ。それなのに、その幸せをくれた人が悔やんでばかりで少しも幸せそうでない。
それを見て、己の真実を誤魔化す気にはなれなかった。
 同じ幸せを味わって欲しくて、偽り無くすべてをありのままに伝えると、耳をぺろりと舐めた。
すると、笑顔のセリーヌに、ルークは何とも言えない顔をした。
 「流石に……今宵はこれ以上はもう無理なのだが……煽られると、とても困る……」
 「私は、正直な気持ちをお伝えしているだけで……煽ってなどいませんが……」
 孤児院からの帰りもそうだったが、ルークは少しセリーヌの言葉を過剰に受け取り過ぎのような気がする。
 性感を煽っていると言いたいのだろうが、セリーヌは気にして欲しくなくて言葉にしているだけで、抱いて欲しいと言葉にして、誘ってねだっている訳ではないのだ。
それがどうして、そんな風に変換されてしまうのか、理解に難しい謎だった。
 「無意識が、一番性質が悪いな」
 少し苦い顔をしたルークがそう言って、今度は鼻の頭にキスをくれる。
キスは優しくて心地良いが、性質が悪い、とは酷い。
そう思ったが、抗議の声を上げる前に大きなあくびをしてしまう。途端に目蓋も落ちて、とろんと眠りの淵へと引き摺られ始める。
 「……ゆっくり、眠ると良い。……セリーヌには災難だったが、……私もとても気持ち良かった。君こそ、とても美味しかったよ。嬉しい言葉をありがとう」
 目蓋への優しいキスと共に甘く囁かれる。
ルークの方が、絶対に性質が悪いと思う。
そんなに幸せそうな、甘く優しい満足げな声を掛けられては、また飲んでも良いかもしれない、と思ってしまうではないか。
 副作用が他に無く、肌はきちんと整うならば、毎日飲むのはとても無理だが処分は考えなくても良い。
そんな淫らな事を考えてしまう。
こんな事を自分に考えさせてしまう愛しの旦那様は、本当に性質が悪い。
 心の内で少しばかり不平を零しながら、セリーヌはあたたかい腕の中で眠りへと落ちていった。
 欲に支配された淫靡で熱い時が終り、穏やかな時が戻る。OB蛋白の繊型曲痩 Ⅲ
その時、周囲は明け方の雰囲気を纏っていた。

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